「特養に空きがない」と言われたら──入所判定の仕組みと優先順位を上げる方法
「特養に空きがない」は、順番待ちではない
特養に申し込んだのに「空きがありません」「お待ちください」と言われ、いつ入れるのか分からない──多くのご家族が直面する状況です。まず知っていただきたいのは、特養の入所は申込順(先着順)ではないということです。
特養は「入所の必要性が高い方を優先する」仕組みで運用されており、要介護度や介護者の状況などを点数化した優先入所(入所判定)によって順位が決まります[1]。つまり、後から申し込んだ方が先に入所することもあります。
入所判定で見られる項目
判定基準は自治体・施設によって異なりますが、共通してよく見られるのは次の項目です。
① 要介護度(高いほど優先度が上がる)
② 介護者の状況(介護者の有無・健康状態・就労状況・高齢介護かどうか)
③ 在宅生活の困難性(住環境、認知症の症状、医療的ケアの必要性)
④ 現在のサービス利用状況(すでに限界までサービスを使っているか)
これらを点数化し、施設長・生活相談員などが出席する入所判定会議で順位が決まります。なお、虐待や介護放棄など生命・身体に危険がある場合は、点数に関わらず優先されます。
優先順位が上がりやすいケース
実務上、次のような状況は「在宅困難性が高い」と評価されやすい傾向があります。
・介護者が高齢、または病気・障害を抱えている
・介護者が就労しており、日中まったく見守りができない
・介護者が遠方に住んでいる(首都圏在住で実家が地方、など)
・認知症による徘徊・昼夜逆転などで在宅が危険
・医療的ケアが必要で家族では対応しきれない
大切なのは、これらの事情を申込書や面談で正確に伝えることです。書き方のポイントは申込書の書き方の記事で解説しています。
首都圏からのご相談も歓迎。費用・入所条件・見学を無料でご案内します。
複数施設・複数エリアに申し込む
特養は複数の施設に同時に申し込むことができます。1施設だけに絞ると、その施設の待機状況に左右されてしまいます。
さらに有効なのがエリアを広げること。首都圏は待機者が多い一方、地方の特養は比較的入りやすい場合があります。住民票と異なる自治体の特養に入所する「広域入所」という仕組みもあります(広域入所の完全ガイド参照)。
待機中を「ただ待つ」時間にしない
順番を待つ間、在宅の負担がそのままでは危険です。待機期間はショートステイを組み合わせて安全を確保しましょう。定期的に施設を利用しておけば、介護者の休息にもなり、いざ入所となったときの本人の負担も軽くなります。
詳しくは入所待ちのショートステイ活用をご覧ください。ヴィラきみかげ荘は52床・24時間対応で、待機中のご利用にも対応しています。
宗德グループの空き状況・入所のご相談
宗德グループでは、特養 葵水ヶ花(那須郡那珂川町・特養29床)とヴィラきみかげ荘(郡山市・共生型ショート52床)を運営しています。空き状況は時期により変動しますので、まずはお電話でお問い合わせください。
「他で断られた」「いつ入れるか分からず不安」という段階でも構いません。ご家族の状況をうかがい、入所の見通しと当面の過ごし方を一緒に整理します。本部024-937-0380へ。
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