「持病があると施設に断られる」は本当か

施設探しを始めたご家族から最も多く聞かれるのが「透析を受けているけど特養に入れますか?」「経管栄養なので門前払いされそう」というご不安です。確かに医療ニーズの高い方を受け入れられない施設もありますが、協力医療機関との連携体制が整った特養なら、透析・経管栄養・在宅酸素・服薬管理・喀痰吸引などに対応できます

本記事では、医療対応に強い特養を見極める5つのチェックポイントと、宗德グループの葵水ケ花ヴィラきみかげ荘がどのように医療連携を組んでいるかをお伝えします。

チェック1:協力医療機関の存在と内容

特別養護老人ホームには、運営基準として「協力医療機関」を定めることが義務付けられています[1]。重要なのは「どの程度の連携か」を確認することです。

具体的には、①定期回診の頻度(週1回・月2回など)、②急変時の往診対応の可否、③入院が必要なときの受け入れ病院の確保、④診療科の幅(内科・外科・精神科・皮膚科等)。これらを生活相談員に直接質問してください。曖昧な回答しか返ってこない施設は、医療連携が形骸化している可能性があります。

チェック2:看護職員の人員配置

特養の看護職員配置は介護保険法で「入所者100人に対し3人以上」が最低基準ですが、医療ニーズの高い方を受け入れる施設は夜間も看護師が常駐する体制を取っていることがあります。日中だけの配置か、24時間体制かは、状態急変時の対応力を大きく左右します。

夜間オンコール(看護師が施設外で待機・呼ばれたら駆けつけ)でも対応は可能ですが、当日対応のスピードは常駐に劣ります。透析・経管栄養・吸引が必要な方は、夜間体制の確認が特に重要です。

チェック3:透析対応の実態

透析は週3回・1回4〜5時間の通院が必要です。特養が直接透析を行うケースは少なく、提携透析クリニックへの送迎・スケジュール調整が運用の肝になります。

確認すべきは、①送迎手段(施設車両か家族手配か)、②送迎費用の自己負担、③送迎対応する曜日・時間帯、④透析クリニックまでの距離。葵水ケ花は那珂川町内・近隣の透析対応医療機関と連携しており、ご家族の通院負担なくケアが続けられます。

チェック4:経管栄養・喀痰吸引の対応

経管栄養(胃ろう・経鼻)と喀痰吸引は、医療行為の一部を介護職員も実施できる「特定行為」として制度化されています[2]。ただし、職員研修の受講と都道府県への登録が必要なため、対応可否は施設ごとに大きく異なります。

受け入れ可否を確認する際は「特定行為研修を修了した職員が何名いるか」「夜勤帯にも実施可能か」を質問してください。日中のみ対応で夜間不可の施設では、夜間に容態が変わった際に救急搬送が必要となり、ご家族のご負担が増します。

チェック5:服薬管理体制

高齢者の多くは複数の薬を服用しており、誤薬・飲み忘れの防止は安全管理の要です。施設が独自に薬の一包化を依頼している調剤薬局があるか、看護師が日々の服薬チェックをするか、「服薬管理は施設にお任せできるか」を必ず確認してください。

宗德グループでは、看護師が朝夕の服薬を確認し、変薬や中止があれば協力医療機関と即座に連携する体制を取っています。アレルギー・副作用歴も入所時カルテで一元管理しています。

葵水ケ花の医療連携体制

葵水ケ花(栃木県那須郡那珂川町)は、特養29床+ショート10床を運営する従来型特別養護老人ホームです。看取り介護加算対応で、終末期の医療ニーズにも対応できます。

協力医療機関との24時間連携、提携透析クリニックへの送迎、特定行為研修修了者の配置 ── 「持病があるから入れない」と諦めていたご家族にも、まずは状況をご相談いただける体制を整えています。2027年4月から共生型特養39床に拡大予定で、より幅広い医療ニーズに対応していきます。

ヴィラきみかげ荘の共生型ショートでの医療対応

首都圏から地方特養への入所を検討する場合、いきなり長期入所ではなくヴィラきみかげ荘(福島県郡山市)の共生型ショートステイで施設の医療対応を体感していただく方法もあります。郡山市内のクリニックと医療連携を結び、透析・経管栄養・在宅酸素・インスリン注射・喀痰吸引・褥瘡処置に対応。アレルギー食・嚥下調整食・宗教食にも管理栄養士が個別対応します。

1週間のお試し入所で「うちの場合、医療面で本当に大丈夫か」を確認できます。詳しくはお試し入所の記事をご覧ください。

「対応可否」は早めの問い合わせが鍵

医療ニーズは個別性が高く、同じ「経管栄養」でも栄養剤の種類・回数・吸引頻度で施設の負担が変わります。電話でいきなり判断されるより、主治医意見書・お薬手帳・現在のケアプランを揃えて生活相談員に相談するほうが、より正確な可否判断が得られます。

宗德グループ本部024-937-0380、または葵水ケ花直通0287-92-1530にお電話ください。あなたのご家族の状況を伺った上で、グループ内で最適な拠点をご提案します。

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この記事を書いた人
葵水ケ花 看護師・生活相談員チーム
看取り介護加算対応の特養として、医療連携を要する高齢者の入所相談に多数対応。直通0287-92-1530。 著者プロフィール →
出典・参考文献
  1. 厚生労働省「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」:公式
  2. 厚生労働省「介護職員等によるたんの吸引等の制度」:公式