敬老の日に久しぶりに会う親──見逃してはいけない5つの変化
2026年の敬老の日は9月21日です
年に数回しか帰省できないご家族にとって、敬老の日は親御さまの様子を確かめる貴重な機会です。
そして「たまにしか会わない」ことは、実は強みでもあります。毎日一緒にいる人は変化に気づきにくく、久しぶりに会う人のほうが、はっきりと違いを感じ取れるからです。
電話では「元気だよ」と言っていた親が、会ってみると明らかに変わっていた──そういうご相談を、私たちは数多く受けています。本記事では、帰省時に見ておくべき5つのポイントをお伝えします。
① 冷蔵庫の中
もっとも分かりやすい指標です。開けて確認してください。
・賞味期限切れの食品が大量に入っていないか(管理能力の低下)
・同じものが何個も買われていないか(買ったことを忘れている)
・ほとんど空になっていないか(買い物に行けていない、食欲の低下)
冷蔵庫は、日々の生活能力がそのまま表れる場所です。「料理はしているよ」という言葉より、はるかに正確に状況を語ります。
② 服装と身だしなみ
・同じ服を何日も着ていないか
・季節に合わない服装をしていないか
・髪や爪、ひげの手入れがされているか
・においが気にならないか(入浴できていない可能性)
これまで身なりに気を配っていた方が無頓着になった場合、意欲の低下や認知機能の変化のサインであることがあります。入浴は転倒の危険もあり、億劫になって避けている場合も少なくありません。
首都圏からのご相談も歓迎。費用・入所条件・見学を無料でご案内します。
③ 郵便物と書類
・未開封の郵便物がたまっていないか
・公共料金の督促状が届いていないか
・不審な通販の請求や契約書がないか
支払いの管理ができなくなるのは、生活が回らなくなる初期のサインです。同時に、判断力が落ちた高齢者は消費者被害に遭いやすいという問題もあります。見慣れない業者からの書類があれば、内容を確認してください。
お金の管理についてはこちらの記事で解説しています。
④ 体重と歩き方
抱きしめたとき、握手したときの感触で分かることがあります。
・明らかに痩せていないか(低栄養、疾患の可能性)
・立ち上がるときに手をつくようになっていないか
・すり足になっていないか、ふらつきはないか
・家の中に、転んだ跡やあざはないか
高齢者にとって転倒は、そこから寝たきりにつながる重大な出来事です。「転んだ」と言わない方も多いので、家具の配置が変わっている、手すり代わりに家具を伝っているといった痕跡にも注目してください。
⑤ 会話のかみ合い方
・同じ話を何度も繰り返さないか
・約束や予定を忘れていないか
・話をはぐらかす、ごまかすことが増えていないか
・怒りっぽくなっていないか
最後の2つは見落とされがちです。自分の変化に本人がいちばん不安を感じており、それを隠そうとすることがあります。責めるのではなく、まず受けとめてください。
認知症のサインについては軽度認知症の記事もご覧ください。
気になったら、次の帰省まで待たないでください
「次に帰るときにまた見よう」と考えがちですが、次の帰省は年末年始かもしれません。その間に状態が大きく変わることは十分にあります。
気になる点があれば、まず地域包括支援センターに相談してください。介護保険の申請、見守りサービス、施設の情報まで、無料で相談できます。
宗德グループでも、「まだ介護保険を申請していないが、どうすべきか」という段階からご相談を受けています。本部024-937-0380へ。首都圏にお住まいのご家族からのご連絡も多くいただいています。
関連記事
- 厚生労働省「地域包括支援センター」:公式
首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)にお住まいで、ご実家が郡山・那須近辺というご家族のご相談も多数。費用・入所条件・見学を無料でご案内します。