特養の入所までどれくらい待つ?申込から入所までの期間と早める方法

「どれくらい待ちますか」に、正直にお答えします
特養に申し込むとき、ご家族が必ず聞かれるのが待機期間です。そして私たちがいつもお伝えしているのは、「人によって大きく違います」という答えです。
これは曖昧にしているのではありません。特養は申込順ではないからです。半年待つ方もいれば、数週間で入所できる方もいます。この差がどこから生まれるのかを理解すれば、待機期間は短くできます。
なぜ申込順ではないのか
特養の入所は優先入所という方式です。申し込んだ方について、要介護度・ご本人の状況・介護者の状況・在宅生活の困難性などを点数化し、必要度の高い方から入所していただく仕組みになっています[1]。
判定は施設ごとの入所判定委員会で行われます。つまり「早く申し込んだから早く入れる」わけではなく、「困っている度合いが高いほど早い」ということです。
虐待が疑われるケースなど、緊急性が極めて高い場合は点数にかかわらず優先されることもあります。
待機期間を左右する5つの要素
① 要介護度
高いほど優先度が上がります。原則として要介護3以上が対象です。
② 介護者の状況
介護者が高齢・病気・就労中・遠方在住・不在といった事情は、在宅生活の継続が難しいと判断される材料になります。ここが最も見落とされています。
③ 在宅での困難性
夜間の頻回な対応、徘徊、転倒、火の不始末など、具体的な危険があるかどうか。
④ 部屋タイプの希望
多床室を希望するか、個室に限定するかで空きの出方が変わります。部屋タイプを限定しないほうが、順番は早く回ってきます。
⑤ 申し込んだ施設数
特養は複数施設へ同時に申し込めます。1施設だけに申し込んでいる方と、5施設に申し込んでいる方では、当然ながら機会の数が違います。
首都圏からのご相談も歓迎。費用・入所条件・見学を無料でご案内します。
待機期間を短くするために、今できる5つのこと
① 複数の施設に同時に申し込む
最も効果があります。遠慮する必要はありません。
② 申込書に実情を具体的に書く
「大変です」ではなく「週3回、夜中に外へ出ようとする」と書く。点数の根拠になるのは具体性です(申込書の書き方参照)。
③ 状態が変わったら施設に伝える
申し込み後に要介護度が上がった、介護者が入院した、転倒して骨折した——こうした変化は必ず施設に連絡してください。再評価の対象になります。待っているだけでは反映されません。
④ 区分変更申請を検討する
認定時より状態が悪化しているなら、要介護度の見直しを申請できます。
⑤ 部屋タイプを限定しない
「空いた部屋から」とすれば、機会が増えます。
待っている間、どう過ごすか
待機中に在宅が限界を迎えることは珍しくありません。その場合の選択肢がショートステイの活用です。
連続30日を超えると31日目は全額自己負担になるルールがあるため、運用には注意が必要です(ロングショートステイの記事参照)。
また、同じ施設のショートステイを利用していると、ご本人の状態を施設が把握できているという利点があります。結果として、長期入所への移行がスムーズになることがあります。
ご相談ください
「今の状況だと、どれくらいの優先度になりそうか」は、状況をうかがえばある程度お答えできます。宗德グループでは、特養 葵水ヶ花(特養29床・ショート10床)とヴィラきみかげ荘(共生型ショート52床)を運営しており、ショートから特養への移行も同じグループ内で対応できます。
本部024-937-0380へ。
よくある質問
特養は申し込んだ順に入所できますか?
待機期間はどれくらいですか?
複数の特養に同時に申し込めますか?
申し込んだ後に状態が悪化したら、どうすればいいですか?
個室を希望すると待機期間は長くなりますか?
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