要介護5なのに、なぜ入れないのか

要介護5は、日常生活のほぼ全般に介護が必要な最も重い区分です。特養の入所判定でも要介護度が高いほど優先されるはずなのに、「空きがない」と言われる──これは決して珍しいことではありません。

理由は単純で、特養では要介護4〜5の方が多数を占めており、その中でさらに優先順位がつけられるためです。要介護5であることは有利な条件ですが、それだけで即入所とはならないのが実情です。判定の仕組みはこちらの記事で詳しく解説しています。

重度介護で在宅が限界なら、優先度は高い

一方で、要介護5に加えて次の事情があれば、在宅困難性が高いと評価されやすくなります。
・介護者が高齢、または 健康を損なっている
・介護者が就労しており日中の見守りができない
・介護者が遠方(首都圏在住など)で日常的な介護ができない
・喀痰吸引・経管栄養など医療的ケアが必要

これらを申込書と面談で具体的に伝えることが重要です。「なんとかやれています」と伝えてしまうと、緊急性が低いと判断されかねません。

選択肢1:ショートステイで在宅の負担を分散

入所を待つ間、まず現実的なのがショートステイの活用です。定期的に施設を利用することで、介護者の休息と本人の安全を確保できます。重度の方でも、医療対応が可能な施設なら受け入れられます。

ヴィラきみかげ荘は52床・年中無休24時間体制で、喀痰吸引・経管栄養・在宅酸素などの医療的ケアにも対応しています。

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選択肢2:エリアを広げる(広域入所)

お住まいの地域で空きがなくても、別の地域なら入所できる可能性があります。特に首都圏は待機者が多く、地方の特養は比較的入りやすい傾向があります。

住民票と異なる自治体の特養に入る「広域入所」という仕組みがあり、手続きは施設の生活相談員がサポートします。東京駅から郡山駅は新幹線で約1時間20分、那須塩原駅は約70〜80分と、面会に通える距離です。詳しくは広域入所の完全ガイドをご覧ください。

選択肢3:医療対応が可能な施設を探す

重度介護の場合、施設側の受け入れ可否は医療体制で決まることが多くあります。透析・経管栄養・喀痰吸引・在宅酸素などに対応できる施設なら、要介護5でも受け入れが可能です。

「医療的ケアがあるから無理」と諦める前に、対応可否を具体的に相談してください。詳しくは医療ニーズが高い方の入所先選びをご覧ください。

重度介護のご相談、まずはお電話を

要介護5のご家族の介護は、ご本人にもご家族にも限界が来やすい状況です。一人で抱えず、早めにご相談ください。宗德グループでは、医療連携体制のもとで重度の方の受け入れ相談に対応しています。

本部024-937-0380、または葵水ヶ花直通0287-92-1530へ。現在の状況をうかがった上で、現実的な選択肢をご提案します。

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この記事を書いた人
宗德グループ 看護師・生活相談員チーム
医療的ケアを要する重度介護の方の入所相談に対応。協力医療機関と連携した受け入れ体制を整えています。 著者プロフィール →
出典・参考文献
  1. 厚生労働省「特別養護老人ホームの入所申込者の状況」:公式
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