施設に断られる理由と対処法|「受け入れできません」と言われたら

「受け入れできません」は、終わりではありません
施設に問い合わせて断られる。これを何度か繰り返すと、ご家族は「どこにも入れないのではないか」と追い詰められていきます。
ただ、私たちの経験からお伝えできるのは、断られる理由はおおむね4つに分類でき、それぞれに次の手があるということです。理由が分かれば、当たるべき施設が変わります。
理由① 医療的ケアに対応できない
最も多い理由です。たん吸引、経管栄養、在宅酸素、インスリン注射、透析などが必要な場合、看護職員の配置や協力医療機関との連携が十分でない施設では受け入れが難しくなります。
次の手
・必要なケアを具体的に伝える(何を、1日何回、誰が行う必要があるか)
・医療連携を明示している施設に絞って当たる
・老健など、医師が常勤する施設も選択肢に入れる
同じ「たん吸引」でも、1日2回と1時間ごとでは受け入れの判断が変わります。曖昧に伝えると、安全側に倒して断られやすくなります。
理由② 認知症の症状(BPSD)への対応が難しい
暴力、大声、徘徊、昼夜逆転などがある場合、職員体制や他の入居者への影響を理由に断られることがあります。
次の手
・症状が出る状況とパターンを具体的に伝える(いつ、何がきっかけで、どのくらい続くか)
・現在の服薬と、それによる変化を伝える
・認知症ケアの方針を見学時に確認する
症状には背景があります。「夕方になると落ち着かなくなるが、散歩すると収まる」といった情報があれば、施設側は対応を想定しやすくなります(認知症の進行と施設の記事参照)。
首都圏からのご相談も歓迎。費用・入所条件・見学を無料でご案内します。
理由③ 身元保証人がいない
身寄りがない、親族に頼めないといった理由で断られるケースです。
次の手
・成年後見制度の利用を検討する
・身元保証会社との契約を検討する(費用と内容を必ず書面で確認)
・保証人がいない事情を率直に伝え、施設と個別に相談する
施設が身元保証人に求めているのは、主に費用の支払いの保証と、緊急時や退所時の対応です。これらを別の手段で満たせるなら、受け入れられる場合があります(身元保証人がいない場合の記事参照)。
理由④ 空きがない・要件を満たさない
特養は原則として要介護3以上が対象で、申込順ではなく優先入所です。また単純に満床の場合もあります。
次の手
・複数の施設に同時に申し込む
・状態が変わったら施設に伝え、再評価を受ける
・要介護1・2なら、特養以外の選択肢(有料老人ホーム、グループホーム、共生型ショートステイ)を検討する
・待機中はショートステイで安全を確保する
詳しくは特養に空きがないと言われたら、入所までの期間をご覧ください。
断られたときに、必ず聞いてほしいこと
断られたら、そこで電話を切らずに一つだけ聞いてください。
「どういう条件なら、受け入れを検討していただけますか」
この質問で、断られた本当の理由が分かります。医療的ケアの頻度なのか、夜間体制なのか、空きなのか。理由が分かれば、次に当たる施設を選べます。
また、「受け入れられそうな施設をご存じですか」と聞くのも有効です。施設の相談員は地域の他施設の事情をよく知っています。
断られた方こそ、ご相談ください
ヴィラきみかげ荘は郡山市内の複数のクリニックと医療連携を結び、透析・在宅酸素・経管栄養・インスリン注射・痰の吸引・褥瘡処置などに対応しています。高齢の方と障がいのある方の両方を受け入れる共生型です。
「他で断られた」というご相談は珍しくありません。お薬手帳と主治医意見書をご用意のうえ、まずはお電話ください。本部024-937-0380、ヴィラきみかげ荘024-947-4591へ。
よくある質問
施設に断られる理由で一番多いのは何ですか?
医療的ケアがあると、どこにも入れませんか?
断られたとき、何を聞けばいいですか?
身元保証人がいないと断られました。どうすればいいですか?
認知症の症状を理由に断られた場合は?
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